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感染症研究国際展開戦略プログラム(J-GRID)
医療関連感染症・薬剤耐性菌感染症 共同研究(ベトナム拠点)
現在、薬剤耐性(Antimicrobial Resistance: AMR)はグローバルな問題となっており、日本のAMRアクションプランにおいても、国際協力が大きな柱の1つとなっています。国立国際医療センター 国際感染症センター(DCC)および研究所は、2012年より、感染症研究国際ネットワーク推進プログラム(Japan Initiative for Global Research Network on Infectious Disease: J-GRID)の一環として、NCGMと医療技術協力関係にあるベトナムにおいて、医療関連感染症・薬剤耐性菌感染症の研究を行っています。
本研究は2012年に文部科学省のプログラムとして開始され、2015年からは国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「感染症研究国際展開戦略プログラム(J-GRID)」に移行され研究を継続しています。
臨床、疫学、および微生物学の観点より、AMRをコントロールする為の科学的データを示す事を目的として掲げ、ベトナムの協力病院とともにベトナム各地で薬剤耐性菌の臨床・疫学・基礎研究を行っています。ベトナムの主な協力病院は、ハノイ市にあるバックマイ病院とホーチミン市にあるチョウライ病院です。
拠点紹介
国際的に脅威となる感染症の問題といえば、従来はエボラ出血熱等の出血熱や、マラリア・結核等が中心でした。しかし、世界各国での経済の発展とこれに伴う医療の発展の結果、医療関連感染症と抗菌薬耐性菌が大きな問題となっています。
この問題を放置すれば、医療そのものの継続性事態が危うくなり、将来多くの生命が失われかねません。世界のなかでもアジアでは医療関連感染症と抗菌薬耐性菌が大きな問題となっており、対策を行う事が急務です。
そこで私たちはベトナムの医療者と協力し、同国で医療関連感染症と抗菌薬耐性菌に関する研究開発を行う事と致しました。本プロジェクトは2012年より開始され、現在はハノイとホーチミンそれぞれで研究を行っています。
NCGMとベトナムの医療技術協力関係
1995-2001 ベトナム北部 チョウライ病院プロジェクト
2001-2007 ベトナム北部 バックマイ病院プロジェクト
2005 ベトナム北部 ベトナム保健省の承認を得てバックマイ病院とNCGM間に協力協定締結
2006 べトナム北部 バックマイ病院にNCGM-バックマイ病院医療協力センター設立
2007 ベトナム中部 フエ中央病院プロジェクト
2006-2012 ベトナム全土 院内感染対策プログラム
2014 ベトナム南部 ベトナム保健省の承認を得てチョウライ病院とNCGM間に協力協定締結
現在進行中
- ベトナム保健省 保健省アドバイザー派遣
- ベトナム南部 地域保健医療人材能力向上プロジェクト
- ホアビン省 保険医療サービス強化プロジェクト
- ベトナム中部 医療サービス向上プロジェクト
- バックマイ病院 文科省海外拠点形成プロジェクト
- バックマイ病院 地方医療人材研修能力
研究拠点病院の紹介
チョウライ病院
チョウライ病院は、ベトナム国ホーチミン市にある、南部最大の国立病院になります。1900年にベトナム保健省投資で設立されました。ベッド数は約1900床。入院患者数は約960,000人/年。外来患者数は約1,460,000人/年。手術件数は39000件/年。ベトナム南部のホーチミン市の拠点病院であり、多くの患者が搬送されてきます。
バックマイ病院
バックマイ病院は、ベトナム国ハノイ市にある、北部最大の国立病院になります。1911年にフランス統治政府によって設立され、保健省の管轄で現在も北部拠点病院になります。ベッド数は約1900床。入院患者数は約人100,000人/年。外来患者数は約900,000人/年。ベトナム北部のハノイ市の拠点病院であり、多くの患者が搬送されてきます。日本だけでなく、欧米からの支援や協力が多い国際的な病院です。
スタッフ紹介
- 日本(DCC)スタッフ
大曲 貴夫, 早川 佳代子, 竹下 望, 忽那 賢志, 永松 麻希, 石金 正裕, 齋藤 翔
- 日本(研究所)スタッフ
切替 照雄, 秋山 徹, 多田 達哉
- ベトナム スタッフ(コーディネーター)
Pham Thi Phuong Thuy
